訊きたいことは一つで、親がやっている仕事の先の話を、いつ・どんな言い方で切り出したか、です。自分では答えが出ないので、経験のある方がいたら教えてください。
きっかけは今朝見た記事で、2025年度の印刷業の休廃業・解散が230件で過去最多、倒産と合わせると年間300件を超えた、という内容でした。同人誌を刷っていた四十年続いた印刷所が今年で畳んだ、という話も並んでいました。同じ検索の並びに、廃業した印刷所の活字を引き取って誰でも使える場所にした、という別の記事も出てきて、そちらは読んでいて少し息がつけました。全部が消えるわけではないんだな、と。
うちの実家は京都の南のほうで小さな印刷所をやっています。両親は今も続けていて、経営の話をこちらから聞いたことは一度もありません。向こうから言われたこともありません。ただ数字のほうを先に見てしまうと、言われていないだけで、聞くべきだったんじゃないかと思えてきます。
自分は品質管理の仕事で、何かおかしいと思ったらまず現状の数値と履歴を並べるところから始めます。九年やってきてそれ以外のやり方を知りません。ただ、その手順をそのまま実家に持ち込むと、たぶん詰問になります。売上はどうなのか、機械の減価はいつまでか、と聞いた瞬間に会話が終わる画が浮かびます。趣味の鉢のほうは五年分ノートをつけているのに、実家の仕事の手順は一行も書き留めていない、というのも最近になって気になり出しました。紙の取り都合とか、面付けの癖みたいなものは、たぶん父の頭の中にしかありません。
訊きたいのは二点です。最初に切り出したのは、お金の話でしたか、それとも道具や仕事の中身の話でしたか。もう一つは、相手が話したがらない素振りを見せたとき、どこで引きましたか。その日はやめたのか、日を変えてもう一度出したのか。うまくいった例でなくて構いません。むしろ、こう聞いて失敗した、というほうが参考になります。
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